富士フイルムホールディングス株式会社(社長:助野 健児)が発行した「サステナビリティレポート2020」が、「第24回環境コミュニケーション大賞」(主催:環境省、一般財団法人地球・人間フォーラム)の環境報告部門において、「審査委員会特別優秀賞」を受賞しました。「環境コミュニケーション大賞」での入賞は、2014年から7年間連続となります。
「環境コミュニケーション大賞」は、優れた環境報告書や環境活動レポートを表彰することにより、事業者などの環境コミュニケーションへの取り組みを促進するとともに、その質の向上を図ることを目的とする表彰制度です。
当社のサステナビリティレポートは、ステークホルダーごとの関心事を考慮し、富士フイルムグループのCSR計画「サステナブル バリュー プラン2030(SVP2030)」に沿った具体的な活動をまとめた「SVPストーリー編」、データを中心に前年度の活動結果をESGの各テーマに沿ってまとめた「マネジメント編」の2部構成としています。今年度は、2030年度に向けたCO2排出削減目標の上方修正、環境負荷削減に特に優れた富士フイルムグループ「Green Value Products」認定製品の売上目標の新設、化学物質管理に関する目標の新設など、気候変動や環境負荷低減に向けたさらなる取り組みの強化をレポート上で宣言したことが高く評価されました。
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主催者からの講評は下記の通りです。
- レポートは簡潔であるが情報量が豊富であり、マネジメント編でプロフェッショナル向けにも十分な開示を心がけている。
気候変動に係る取り組みも、すでにRE100に加盟し、2050年度までに購入電力の100%を再生可能エネルギーに転換する長期目標を掲げていたが、今年度版で注目したのは、2030年度までの気候変動対応および資源循環の促進等に関する環境目標を上方修正し、さらに意欲的な目標を設定している点である。
またTCFDの提言への賛同を表明し、シナリオ分析の結果も掲載されている。
富士フイルムグループは、持続可能な社会の実現を目指し、革新的な技術や製品・サービスの開発・提供を通じて、グローバルで高まる環境・社会課題の解決に向けた活動を加速するとともに、その情報開示にも積極的に取り組んでいきます。