「完全無処理サーマルCTPプレート」は、気候変動対応としてカーボン・オフセットを実施し、お客さまとともにCO2削減に積極的に取り組んでいます。
対象製品から排出されるCO2排出量をカーボン・オフセット(埋め合わせ)することにより、ゼロカーボンプレートとしてご利用頂けます。
当社のカーボン・オフセットによる2つの社会貢献
カーボン・オフセットの取り組みにより、『SUPERIA 完全無処理サーマルCTPプレート』をご購入いただくと、2つの社会貢献につながります。
1. CO2削減に貢献ができます
①企業活動全体のCO2排出量削減
事業活動に伴うCO2排出量の削減を「サステナビリティーレポート」でアピールできます。
②印刷物のCO2排出量削減
印刷物のCO2排出量削減を、クライアントにアピールできます。
2. 開発途上国の支援につながります
途上国におけるクリーンエネルギー創出等を支援することによるCO2を削減
途上国の支援をSDGsの取り組みの1つとしてアピールできます。
完全無処理サーマルCTPプレートの使用状況に応じ、お客さまに「カーボン・オフセット証明書」を発行します*1 。
この証明書により、お客さまの企業活動全体のCO2削減や、印刷物のCO2排出量の削減をクライアントにアピールすることができます。
- *1 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社が実施している「グリーン・グラフィック・プロジェクト(GGP)」に参加したお客さまが対象になります。
「グリーン・グラフィック・プロジェクト(GGP)」について
GGP参加のメリット、カーボンゼロ・プレート活用の流れは、下記をご参照ください。
日常生活や経済活動で避けることができないCO2の排出について認識し、できるだけ削減する努力を行なった上で、どうしても減らせなかった分のCO2排出量を、他の場所でのCO2排出削減の取り組みで埋め合わせ(オフセット)することを「カーボン・オフセット」と言います。GGPでは、途上国におけるクリーンエネルギー創出支援などの活動で得たCO2排出権(クレジット)により、無処理プレートのカーボンゼロ化を行う「カーボン・オフセット」を行っています。
開発途上国の支援にも貢献
カーボン・オフセットをすると、開発途上国の支援に繋がります。
カーボン・オフセットに使われるCO2排出権*2は、途上国のクリーンエネルギー創出などの支援プロジェクトに出資することで得られたものだからです。
支援先事例 :
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ケニア:オルカリア地方 地熱エネルギー 拡張プロジェクト
このプロジェクトは、「地熱エネルギーによる再生可能電力」の開発をすることで、化石燃料由来電力の代替えとなり、温暖化ガスの削減に貢献しています。また、この地熱発電所の開発・運用により、地元の若者の雇用やインフラの建設・改善がなされました。例えば、この地域の畜産用貯留池の整備では半年間水を貯留できるようになり、6つの学校の建設や、水道の拡張のより多くの住民が恩恵を受けています。 -
バングラディシュ:レンガ産業の製造効率改善プロジェクト
バングラディシュで最も利用されている建築材料のレンガは、効率の悪い旧式のレンガ窯で製造されており、最大の温室効果ガス(GHG)排出源であり、大気汚染の原因にもなっていました。このプロジェクトは、エネルギー効率の良いレンガ窯の導入を支援することで、温暖化ガスの削減のみならず、深刻な環境汚染の緩和、同国のエネルギー問題、および産業廃棄物処理問題などが改善されました。また、このプロジェクトによって、このセクターにおける労働安全衛生基準が設定され、労働環境の改善が図られています。 -
ホンジュラス:エスペランザ地方 水力発電プロジェクト
ホンジュラスの貧困率は75%で、その大半が農村部です。農村人口の約37%しか電気が普及していません。この支援プロジェクトは、ラ・エスペランサ水力発電所の設備構築および修復をすることで、安定した電気エネルギーをエスペランザの町に供給し、薪の消費量を削減することで温暖化ガスを削減することができます。また、地元の雇用の創出や、水力発電設備周辺の荒れた森林の整備や植林、道路のメンテナンスなどが進んでいます。
*2 本プロジェクトは、対象となる開発途上国の支援で得られたCO2排出量が無くなり次第、終了いたします。