富士フイルムホールディングス

CSR活動報告│環境

各事業分野での製品における「環境」の取り組み

(富士フイルムの活動)

ディスプレイ材料事業での取り組み

[写真]バイオマスマークの認定証(上)と製品ラベルへの使用例(製品名の下にバイオマスマークと登録番号を記載)

バイオマスマークの認定証(上)と製品ラベルへの使用例(製品名の下にバイオマスマークと登録番号を記載)

カーボンニュートラルなバイオマス原料の利用

富士フイルムの液晶ディスプレイパネル向け「TACフィルム」は、天然のセルロースを原料としています(原料中のセルロースの占める割合は約5割)。

現在、気候変動緩和策として、地球規模でのCO2(二酸化炭素)の排出削減が重要な課題となっています。木などの植物はCO2を吸収しながら成長するため、廃棄・燃焼時に出るCO2は吸収した分と相殺されるカーボンニュートラルな原料であると認められています。そうした気候変動対策に寄与できる製品であることを示すため、富士フイルムは2006年から、TACフィルム、WVフィルム、CVフィルムなど5製品について(社)日本有機資源協会からバイオマス製品の認定を受けています。

お客さまである偏光板メーカーやパネルメーカー間でも、グリーン調達などによって自社製品をより環境負荷の少ないものにしようという意識が高いこともあり、富士フイルムは適合製品には、製品ラベルにバイオマスマークを付けてお客さまにお届けしています。

グラフィックシステム事業での取り組み

印刷会社や新聞社などで使用された当社のオフセット印刷用刷版材料「CTP版/PS版」を回収、主原材料であるアルミニウムを再利用し、同じ品質のCTP版/PS版を製造する「クローズドループリサイクルシステム(*1)」です。印刷会社や新聞社、アルミニウム回収会社、合金メーカー、圧延メーカーなどと協力して、本リサイクルを促進し環境負荷の大幅な低減を図っていきます。

  • *1 品質の低下を伴わずに、同じ製品に再生するリサイクル。資源廃却を最小限にすることができます。
PLATE to PLATEの仕組み

当社グループ会社で、本リサイクルの推進窓口となるFFGSグラフィックサプライ株式会社が、印刷会社や新聞社などと取り引きしているアルミニウム回収会社(*2)を通じて、当社製の使用済み「CTP版/PS版」を入手します。そして、協力先の合金メーカーが、使用済み「CTP版/PS版」を再生地金として生産し、さらに圧延メーカーがその再生地金を使って、純度の高い「CTP版/PS版」生産用アルミニウムコイルへと加工します。富士フイルムは吉田南工場で、このアルミニウムコイルを原材料に使って、高品質な「CTP版/PS版」を製造します。

  • *2 当社製「CTP版/PS版」と、異種金属および微量金属成分が異なる他社製「CTP版/PS版」を区別していただく必要があります。
環境影響

オフセット印刷用刷版材料「CTP版/PS版」には、耐刷性や保水性、耐汚れ性など良好な印刷特性を確保するために、純度の高いアルミニウムを使用しています。そのため、従来はアルミニウムの新地金を使用してきました。しかしながら、アルミニウムの新地金を製造するには、新たなボーキサイト(アルミニウムの原料)が必要になり、また、ボーキサイトから新地金を製造する工程で大量のエネルギーを要し、大きな環境負荷がかかります。
本リサイクルしたアルミニウムを生産工程へ投入することで、アルミニウムの製造から「CTP版/PS版」生産までに発生するCO2量を、アルミニウム新地金を使用した場合と比較して最大63%削減(*3)できると考えています。

  • *3 「CTP版/PS版」の原材料に、アルミニウム新地金を使用した場合と、使用済み「CTP版/PS版」を全て再利用して生産した再生地金を使用した場合との比較。アルミニウムの原料となるボーキサイトの精錬から「CTP版/PS版」製造までに発生するCO2発生量の削減効果を示しています。
実施要領
(1)対象
富士フイルム製CTP版/PS版 (使用済みなど製品として使えなくなったもの)
現在のところ、当社製「CTP版/PS版」に、異種金属および微量金属成分が異なる他社製「CTP版/PS版」が混じると、同じ品質の当社製「CTP版/PS版」に戻すことができないため、分別していただく必要があります。ご協力をお願いします。
(2)「PLATE to PLATEマーク」の運用について
「PLATE to PLATE(以下P to Pと言う)マーク」の運用について
(ラベル使用既定より抜粋)
  1. 「P to Pマーク」の使用資格
    「P to Pリサイクルシステム」に参加していること。 参加とは、「マーク使用申請書」を事務局に提出し、届出された印刷ラインで使用したCTP版/PS版がP to Pリサイクルシステムにて運用されていることを確認できている状態を指す。

  2. 「P to Pマーク」の使用基準

    1. トレーサビリティ
      「P to Pリサイクルシステム管理票」により、使用済みCTP版/PS版の買い取り先、販売先等サプライチェーンでのトレーサビリティーができ、当該使用済みCTP版/PS版が製造者(富士フイルム)に戻っていることが確認できていること。
    2. 分別管理
      対象工程での異物混入の可能性がないことの確認ができていること。(異物とは、他社製CTP版/PS版・その他アルミ製品等、富士フイルム製CTP版/PS版以外の物)
    3. 「P to Pマーク」の使用申請手続きおよび登録番号
      事務局は、「P to Pリサイクルシステム」に参加している事業者に対し、マークの使用を許諾し、マーク登録番号を発行する。
PLATE to PLATE 環境ラベル事務局

FFGSグラフィックサプライ株式会社
東京都北区王子2-22-3
TEL:03-5902-5801
E-mail rgg-123-ffgsg-ptop@fujifilm.com

ライフサイエンス事業での取り組み

容器における環境配慮(富士フイルム)