富士フイルムホールディングス

社外からの評価

富士フイルムホールディングスはサステナビリティレポートに掲載する環境、社会データに関して、SGSジャパン株式会社に第三者保証業務を依頼しました。
詳細はPDFをご覧ください。

  • (資料・データ編の2019年度のデータは保証の範囲です。)

【保証の範囲】

  • 温室効果ガス排出量(SCOPE1(フロン類含む)、2、3(カテゴリー1))、エネルギー消費量、取水量、排水量、廃棄物発生量、VOC排出量

  • 人事労務データ

  • 報告プロセスをサポートするマネジメントシステム

  • 報告書のステークホルダーマネジメントプロセス

富士フイルムホールディングスは、「持続可能な発展」に向けたCSR活動を積極的に推進している企業グループとして、社会的責任投資(SRI)の銘柄に組み入れられています。また、社外の調査機関からも評価を受けています(2020年10月時点)。

FTSE4Good Global Indexへの組み入れ

FTSE4Good Global Indexへの組み入れ

FTSE Blossom Japan Indexへの組み入れ

FTSE Blossom Japan Indexへの組み入れ

MSCI日本株 女性活躍指数

MSCI日本株 女性活躍指数*1

S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数

S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数

CDP水リスク

CDP水リスク

CDPサプライヤー・エンゲージメント

CDPサプライヤー・エンゲージメント

第2回ESGファイナンスアワード 環境サステナブル企業部門

SOMPOサステナビリティ・インデックス

デジタルトランスフォーメーション銘柄

健康経営銘柄2021

健康経営銘柄2021

    • *1 免責事項:
      富士フイルムホールディングスのMSCIインデックスへの組み入れ、およびMSCIロゴ、商標、サービスマークまたはインデックス名のここでの使用は、MSCIまたはその関連会社による富士フイルムホールディングスへの後援、推奨、販促には該当しません。

      MSCIインデックスはMSCIの独占的財産です。 MSCIおよびMSCIインデックスの名前とロゴは、MSCIまたはその関連会社の商標またはサービスマークです。
評価名     富士フイルムホールディングスの評価
第15回CSR企業ランキング(2021年 東洋経済新報社)   3位/1,614社(571.2点)

第10回「企業の品質経営度調査」(日本科学技術連盟)

  • * 第11回は2021年度に延期
18位/193社(化学・繊維・医薬品1位)
CDP
  • 気候変動 A⁻
  • 水 A
  • サプライチェーン A(サプライヤー・エンゲージメント・リーダー)
第2回ESGファイナンスアワード
環境サステナブル企業部門(環境省)
環境大臣賞・銅賞

 

「健康経営優良法人2021」認定法人

「健康経営優良法人2021」認定法人

「第24回環境コミュニケーション大賞」優秀賞

「第24回環境コミュニケーション大賞」優秀賞

「日経スマートワーク経営調査2020」5つ星評価獲得

「日経スマートワーク経営調査2020」5つ星評価獲得

スポーツエールカンパニー2021

スポーツエールカンパニー2021

対象 賞の名称や評価内容 授与団体
富士フイルム(株) 新聞用完全無処理サーマルCTPプレート「SUPERIA ZN-Ⅱ」が各賞を受賞
日本新聞協会「技術開発奨励賞 特別賞」、第19回近畿化学協会「環境技術賞」、日本印刷学会「研究発表奨励賞」、第2回エコプロアワード「経済産業大臣賞」、第19回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞「経済産業大臣賞」
(一社)日本新聞協会
(一社)近畿化学協会
(一社)日本印刷学会
(一社)サスティナブル経営推進機構
(公社)新化学技術推進協会
富士フイルム(株) TIPAアワード2019(「GFX 50R」「X-T30」) TIPA(Technical Image Press Association)
富士フイルム(株) 令和元年度全国発明表彰「文部科学大臣賞」(周期性の低いカラーフィルター配列を用いたデジタル撮像素子の発明)、「発明実施功績賞」(助野健児) (公社)発明協会
富士フイルム(株) EISAアワード「CAMERA INNOVATION 2019-2020」賞(FUJIFILM GFX100)、「ADVANCED CAMERA2019-2020」賞(FUJIFILM X-T3) EISA(Expert Imaging and Sound Association)
富士フイルム(株) 2019年度グッドデザイン賞「グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)」(結核迅速診断キット)、その他4製品が「グッドデザイン賞金賞」 (公財)日本デザイン振興会
富士フイルム(株) レッドドット・デザイン賞「ブランズ&コミュニケーションデザイン2019」(一包化監査支援システム「PROOFIT 1D」) ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター
富士フイルム(株) レッドドット・デザイン賞プロダクトデザイン2020(23製品が受賞、なかでもインクジェット用高精細レンズフィルム「オペラパス」が「Innovative Product賞」) ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター
富士フイルム(株) iFデザイン賞2020(ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX100」が最高位の金賞、その他10製品が受賞) iFインターナショナルフォーラムデザイン
富士フイルム(株) 第68回日経広告賞「生産財・産業部門 優秀賞」(「NEVER STOP」新聞広告シリーズ) 株式会社日本経済新聞社
富士フイルム九州(株) 令和元年度 エネルギー管理優良工場等表彰「九州経済産業局長賞」 九州経済産業局
富士フイルム富山化学(株) 富山市薬業功労者 富山市
富士ゼロックス(株) 令和元年度資源循環技術・システム表彰「経済産業省産業技術環境局長賞」(複合機「使用履歴情報」活用による部品リユース量の拡大) (一社)産業環境管理協会
富士ゼロックス四国(株) 令和元年度かがわ働き方改革推進大賞「優秀賞」(働き方改革への取り組み) 香川県
富士ゼロックス福島(株) 福島議定書 令和元年度 従来編「 オフィス・店舗等部門 最優秀賞(」事業活動におけるCO2排出量の削減) 福島県、地球にやさしい“ふくしま”県民会議、福島県地球温暖化防止活動推進センター
FUJIFILM Electronic Materials U.S.A., Inc. TSMCアワード(半導体製造プロセスで使用される先端材料及び製造装置の供給に多大な貢献をしたサプライヤーに授与) TSMC
Fuji Xerox (China) Limited Innovative Enterprise with Responsibility Value-The Best Progress Award Top 50 Enterprises on CSR Governance in ICT Industry China Electronics Standardization Association
Fuji Xerox (China) Limited Top15 Excellent CSR Programs Shanghai Municipal Committee of the Communist Youth League of China
Fuji Xerox of Shenzhen Ltd. Green factory(環境に配慮した複数要件に継続的・包括的に対応している工場に付与される中国国家認定) China Bureau of Industry and Information Technology
Fuji Xerox (Hong Kong) Limited Green Office Awards Labelling Scheme - Eco-Healthy Workplace Label
Green Office Awards Labelling Scheme - Green Office Awards Label
World Green Organisation
Fuji Xerox Korea Company Limited 2019 KCSI Customer Satisfaction No.1(顧客満足度調査) 韓国能率協会コンサルティング(KMAC)

富士フイルムは、カーボン・オフセットを活用して、地球温暖化対策と開発途上国支援を行っています。

貴社レポートは、今年度から、サステナブル経営の全体像を体系的に示す「マネジメント編」とCSR計画「SustainableValue Plan2030(SVP2030)」に則した具体的な活動を報告する「SVPストーリー編(以下ストーリー編)」の2部から構成される新しい体系に移行しました。前者は、従来データ編で詳細に開示されていた情報を、ESGのテーマに沿って再構成し、グループのサステナブル経営戦略の全体像を解説する役割を担っています。これに対して、後者は、前者が描く戦略に則して展開される2030年に向けた具体的なアクションを分かりやすく伝えてくれています。多岐に亘る非財務情報を開示する方法は一様ではなく、企業毎に事業特性を活かしたアプローチがあると思います。近時、メインストーリーはレポート、これを裏付ける詳細な情報はweb等のデータ編という構成をよく目にします。合理的なアプローチですが、ステークホルダーが多様で幅広い情報開示が必要な企業ほど、本来ストーリーとして伝えるべき情報がデータ編に埋没しかねないジレンマがありました。フレームワークとしての戦略と具体的な活動という2層で構成される貴社の新たな体系は、こうした課題への新たな処方箋になるかもしれません。

マネジメント編を読んでまず気づくのは、ESGの体系に沿って丁寧に整理された構成の分かりやすさです。中でも印象に残ったのが、SVP2030の解説でした。昨年も申し上げた通り、SVP2030は広範なCSR活動を一覧化した優れたコンセプトです。今号では、これを構成する重点課題について、事業との関係性や進捗状況、今後の取り組みの面から掘り下げています。マネジメント編において各課題に取り組む背景や土台をきっちり記載することで、単年度の進捗を動的に語るストーリー編につなげる構成といえ、この2編の連関は効果的だと思います。

具体的には、SVP2030の重点課題に対応する形でストーリー編の要所に配されたTOPICSが、マネジメント編が語る戦略に具体的なイメージを与え、読者の理解を深めてくれます。一例を挙げれば、「働き方」の重点課題1が、AIを活用した買掛金管理業務の効率化というソリューションという形で具体化され、同時に、これが貴社の文書管理ノウハウとオープンイノベーションという強みの発現であることが明確に伝わってきます。サプライチェーンに関する記載も同様です。マネジメント編ではSVP2030を支える基盤としてのサプライチェーンマネジメントの体系が解説され、ストーリー編がこれを具体的に展開します。今号では、事業ドメインの違いから、富士ゼロックス、富士フイルムそれぞれで構築されてきたサプライチェーン管理の強みを相合するという貴グループならではアプローチが紹介され大変印象的でした。

ストーリー編では、社会課題の解決と同期した事業活動が、文字通り活き活きとしたストーリーとして紹介されます。社会課題の解決への貢献こそが企業としてのゴーイングコンサーンの前提であるという明快なトップメッセージの下、SVP2030の長期目標に向けてグループが着実に前進している様子が多面的に報告されます。今期は、グループ企業行動憲章・行動規範の12年ぶりの改訂や社長直轄のESG推進部創設などのエポックメーキングな出来事に加え、環境面では、RE100への加盟やTCFDへの賛同など気候変動問題への取り組み、社会面では「健康経営宣言」に象徴される健康経営の進展が、印象的でした。

今後も、カーボンプライシングを活用した取り組みやTCFDのフレームワークに基づくシナリオ分析など気候変動への対応に関する開示の充実や、今号で強化された多様な人材の育成と活用に関する開示の一層の深掘りなど楽しみな要素に事欠きません。また、戦略面でも、特に事業とのつながりが深いテーマについて測定可能なoutcome目標を設定し、これを役員報酬と連動させるなど、新たな方向性が頭出しされている点が目を引きました。この新たな開示体系を通じて、戦略面と具体的なアクションの両面から貴社の価値創造ストーリーが一層の訴求力を備えていくことに期待したいと思います。

経営企画部サステナビリティ経営室長 竹ケ原 啓介 氏

株式会社日本政策投資銀行
執行役員 産業調査本部副本部長
兼 経営企画部サステナビリティ経営室長
竹ケ原 啓介 氏

プロフィール
1989年一橋大学法学部卒業、同年日本開発銀行(現(株)日本政策投資銀行)入行。フランクフルト首席駐在員、環境・CSR部長等を経て2017年より現職。DBJ環境格付融資の創設など環境金融分野の企画に長らく従事。現在、同行の産業調査活動を統括。経済産業省「持続的成長に向けた長期投資研究会」委員、環境省「環境成長エンジン研究会」委員など公職多数。共著書に「再生可能エネルギーと新成長戦略」(エネルギーフォーラム2015年)など