富士フイルム労働組合が社会貢献活動の一環として毎年中国に派遣している「緑の協力隊」は17年間継続している活動になります。17回目となる2014年は、8月2日~6日の日程で、内モンゴル自治区ホルチン砂漠において緑化活動を実施しました。
日本からは富士フイルム労働組合員9名(OB含む)と富士フイルム生協より1名、そして今回初めてとなるグループ労連各社からの参加者も5名あり、合計15名が参加しました。
この活動は、10次隊(2007年)から富士膠片投資有限公司(FFCN)と協同で行っており、FFCN上海・蘇州などを中心に、FFCNグループの社員も多数参加して、日中双方の富士フイルム(FF)グループ社員が一丸となり緑化活動に取り組んでいます。
今回はFFCN隊と日程が合わず、緑化活動については別々で活動を行いましたが、17次隊の派遣に合わせ、現地入りした夕刻に宿泊先のホテル博王大酒店にて交流会を開催しました。メンバー間の懇親も深まり、FFグループでともに働く仲間としての一体感も醸成することができました。
中央書記長 佐藤 英吾
(現在:富士フイルムヘルスケアラボラトリー 業務管理G)
事務局として今回参加させていただきました。「社会貢献活動」は労働組合の活動の中枢に位置づけられており、その象徴的企画でもある「緑の協力隊」は、参加者の満足度が極めて高い一方で、過去よりSARSや新型インフルエンザ、日中関係の悪化など、外部要因の逆風もあり、参加のハードルが低くなくなってきた経緯もありました。その中でも、費用や日程面を工夫し、富士労連を中心に「オールFFグループ」に活動範囲を広げていく中で、実に17年間絶やすことなく継続している大切な取り組みです。
以下は、事務局としてではなく、いち参加者としての感想になります。あっという間の5日間、すばらしい仲間と、普通では経験することの出来ない体験をした、夢のような時間でした。不自由な環境のカンチカの地で感じたことは、普段当たり前のように享受しているサービスやインフラなどが、実は過剰かもしれないという事で、これは新しい気づきのひとつでした。何年後かに、この隊のメンバーで、自分と共に成長した松の木を見に行こうとみなで誓い合い、17次隊は解散しました。最高の仲間たちと貴重な体験にめぐり合えたことに感謝の言葉しか見つかりません。有難うございました
内視鏡生産本部 管理・調達部
生産管理課(ZA1)
金子 賢一
緑の協力隊第17次隊の隊長として参加させていただきました。
植林場所は決して豊かではありませんが、住民の笑顔と温もりが満ち溢れるとても温かい場所でした。
中国と日本は、国レベルでは、さまざまな課題もあるようですが、我々は、地球人家族として、今回のような民間交流に取り組み続ける事が大切だと感じました。
この植林をきっかけに、お互いがそれぞれの国に関心を持ち、さらなる日中友好の時代につながればと思います。
5日間という短い期間ではありましたが、あらためて今回の旅が、さまざまな意味で、人生のターニングポイントとして、思い出の1ページとなりました。
最後に、わずか1か月前に顔を合わせたメンバーが、これほどまでに結束して進める事ができたことは隊長として誇りに思います。
ありがとうございました。
フォトイメージング事業部
業務グループ販促チーム
藤崎 祐子
事前の説明会で、なぜ私達が砂漠に樹を植えねばいけないのか、砂漠化の原因は何なのか、悪影響は何なのかをしっかりとレクチャーされ、やる事に納得して活動できました。「慈善活動」と言うよりも、「自分がやるべきことをやる」という意識で活動に参加したといえます。
隊員仲間とは、仕事やほかのボランティア活動で再会する事もあり、緑の協力隊に参加したことで、自分の幅を広げることができたなと感じています。また、笑顔で送り出してくれた、家族にも改めて感謝する機会になりました。
1人でも多くの方に、この、自分にも社会にも地球にも有益な「緑の協力隊」の魅力を伝え、自身が参加することをお勧めしたいです。