CSR活動報告│その他の取り組み│社会貢献活動

正倉院聖語蔵経巻アーカイブ

写真・フィルム技術を持つからこそ果たせる技術による社会・文化への貢献

きめ細かさや美しさ、長期保存に耐える信頼性など、他の記録メディアにはない多くの特長を持つマイクロフィルム。
富士フイルムグループは、フィルムならではの利点を生かして貴重な文化財・美術品の記録保存をサポートしています。

トピックス
国立公文書館のアーカイブズ化事業に協力

国立公文書館は、国民共有の財産である貴重な公文書等を後世に伝えるという重要な役割を担っており、国の保管に関わる歴史資料として重要な公文書などの適切な保存と併せて一般への利用を図ることをその目的としています。

現在、媒体寿命が担保されたフィルムからデジタル化を行い、これらを当館のインターネット上にある、歴史を感じる多彩なコンテンツを収めた「デジタルギャラリー」で継続的に公開し、データを提供しています。

そのための作業では、資料状態の必ずしも良くないアーカイブズ資料の撮影のための高い撮影技術に加え、撮影前の資料状態の把握など、長年に渡るアーカイブズ資料に対する経験に培われた細心の注意が要求されます。

当館では、富士フイルムイメージテック(現・富士フイルムイメージングシステムズ)との「信頼」を軸にこの事業を進めることで、貴重なオリジナル資料に対する負荷を最小限にとどめ、国民の利用に供するという館本来の役割を実現しつつあります。

日本国憲法の「署名原本」(右)と「憲法前文」(左)のアーカイブ

国立公文書館の皆さんと、富士フイルムイメージテック(現・富士フイルムイメージングシステムズ)のメンバー