富士フイルムホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、国際的に影響力のある水資源管理に関する企業調査において、調査対象約12,000社の中から、最高評価の「CDP※1水セキュリティ2021 Aリスト」企業に選定されました。昨年に続き、2年連続で最高評価を獲得しました。
CDPは、運用資産総額110兆米ドルを有する主要機関投資家を代表して企業の水資源管理や気候変動対策を調査しており、本調査の結果は、ESG(環境、社会、統治)投資の指標となる世界の代表的な社会的責任投資指標(SRI Index)の環境評価にも活用されています。
富士フイルムグループの創業の原点といえる写真フィルムは、製造時に大量の清浄な水と空気が不可欠であり、当社は創業当初から効率的な水使用や自社工場内での廃水浄化など、環境に配慮した水資源保全に取り組んできました。2030年度をターゲットとしたCSR計画「サステナブル バリュープラン(Sustainable Value Plan)2030」では、数値目標として「富士フイルムグループによる水投入量を30%削減(2013年度比)」と「水処理に活用される製品・サービスなどの提供により、社会で年間35百万トンの水処理に貢献」を掲げています。
- 水ストレス※2地域の立地評価と水使用量に応じた事業影響度を元に、水リスクを評価する独自のマトリックス評価表「水資源が及ぼす自社ビジネスへの影響評価マップ」を用いて、水リスク管理を強化。
- 印刷所での水使用量ゼロを実現する新聞用完全無処理サーマルCTPプレートや水処理に活用されるフィルトレーション材料など、社会での水リスク解決に貢献する製品・サービスを提供。
- 中国・内モンゴルとベトナム・カンザーでの植林活動や九州での水源涵養林整備など、地域社会と一体となった水資源保全活動を推進。
- オランダの生産拠点敷地内にある大規模廃水処理施設を近隣企業と共同利用することにより、地域の廃水処理の環境負荷を低減。
富士フイルムグループは、今後も水リスクへの対応に積極的に取り組むとともに、CDPなどを通じて情報開示を積極的に推進し、サステナブル社会の実現に貢献していきます。
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