富士フイルムホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、使用済み複合機などを再資源化するリサイクル拠点の富士フイルムエコマニュファクチャリング(蘇州)でカーボンニュートラルを実現します。富士フイルムエコマニュファクチャリング(蘇州)は、拠点内での太陽光発電パネル設置などにより、このほどすべての使用電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えました。
富士フイルムホールディングスは、脱炭素目標として、「2040年度までに自社が使用するエネルギー起因のCO2排出実質ゼロ」、「2030年度までに原材料調達から製造、輸送、使用、廃棄に至るまでの自社の製品ライフサイクル全体でCO2排出量を50%削減(2019年度比)」を設定しています。本目標達成に向け、「環境負荷の少ない生産活動(Green Value Manufacturing)」と「優れた環境性能を持つ製品・サービス(Green Value Products)の創出・普及」の二軸で構成する環境戦略「Green Value Climate Strategy」を策定。「Green Value Manufacturing」では、すでにオランダとベルギーの生産拠点ですべての使用電力に再生可能エネルギー由来の電力を用いるなど、生産活動に伴うCO2排出の削減に繋がる施策を推進しています。
富士フイルムエコマニュファクチャリング(蘇州)は、富士フイルムビジネスイノベーションの使用済み複合機などを再資源化するリサイクル拠点です。今回、拠点内に約8,000m2の太陽光発電パネルを新たに設置しました。これにより、使用電力の約90%を賄います。加えて、再生可能エネルギー証書※1が適用された電力を購入し、使用電力のすべてを再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることで、カーボンニュートラルを実現します。
当社は、現在バイオ医薬品の生産能力増強を進めているデンマークや2025年春稼動予定の米国ノースカロライナ州の大型製造拠点においても使用電力をすべて再生可能エネルギー由来の電力で賄うことを目指しています。今後、ほかの生産拠点においてもカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させていきます。
富士フイルムグループは、今後も気候変動問題の解決に向けた積極的な取り組みを継続していくことで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
富士フイルムエコマニュファクチャリング(蘇州)の概要
- 設立
2006年12月
- 所在地
中国江蘇省蘇州市(蘇州工業園区内)
- 事業内容
使用済み複合機などの事務機器やカートリッジの再資源化、カートリッジの製造など
- 株主
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(100%出資)
- 敷地面積
16,700m2
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報道関係
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ