富士フイルムホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、日本経済新聞社が主催する「Cyber Index Awards 2023」において、最上位賞である大賞を受賞しました。「Cyber Index Awards」は、経済・社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を大きく前進させるうえで重要なサイバーセキュリティで優れた成果を上げた企業や取り組みを表彰するものです。
富士フイルムグループは、最先端のデジタル技術を活用し、業務の手法やプロセス、さらには製品やサービスを飛躍的に進化させるDXを企業活動全般において強力に推進しています。2021年にDXで目指す姿を明文化した「DXビジョン」を策定。ロボティクス・AI技術を製品・サービスに応用してお客さまのDX加速を支援する「製品DX」、ソフトウェアなどの活用により業務プロセスを抜本的に変革し生産性を飛躍的に高める「業務DX」、DX人材の育成やデータに基づいた人材配置の最適化を推進する「人材DX」に取り組んでいます。そして、これらの取り組みを支える基盤として、強固な情報セキュリティのもと、柔軟かつ強靭なITインフラを構築しています。また、DXロードマップを掲げ、さまざまなステークホルダーとの協働による新たなエコシステムの形成を通じて、当社の製品・サービスを「持続可能な社会を支える基盤」として定着させ、社会課題の解決に貢献し続けることを目指しています。新たなエコシステムを形成していくうえで必須のインフラとして、ブロックチェーン技術を活用したデジタルトラスト*1プラットフォームを開発。ステークホルダーの皆さまが安心安全に取引可能な環境を築くなど、デジタルトラストの担保に注力しています。
情報セキュリティの推進体制として、富士フイルムホールディングスのESG推進部門の担当役員を全社情報セキュリティガバナンス統括責任者、ICT推進部門の担当役員を全社ICTセキュリティ統括責任者とし、配下に全社情報セキュリティガバナンス統括組織・全社ICT統括組織を配置。社内の情報セキュリティガバナンスのさらなる強化、顧客に安心・安全をお届けする製品・サービス開発など、多方面にわたる情報セキュリティ対策に力を注いでいます。
今回当社は、特に以下の取り組みが高く評価され、「Cyber Index Awards 2023」大賞を受賞しました。
- デジタルを活用することで、一人ひとりが飛躍的に生産性を高め、そこから生み出される優れた製品・サービスを通じて、イノベーティブなお客さま体験の創出と社会課題の解決に貢献し続けるという「DXビジョン」を策定し、最高経営責任者(CEO)自らが中心となってグループ全体のDXを推進している。
- DXとサイバーセキュリティを、持続的な自社グループの成長と社会発展に貢献し続けるのに欠かせない要素と位置付けている。
- 社会、経済、環境、人権などを考慮したグループ企業全体のサステナビリティの観点から、サイバーインシデントの報告ルールや統括的な対応体制などグループ全体のガバナンス体制を構築。それらの取り組みを統合報告書やサステナビリティレポートなどで社内外に発信している。
- 社会的意義が大きい医療分野においてDXを推進し、サイバーセキュリティ強化に取り組んでいる。
当社は、今後も「事業を通じて社会課題の解決に貢献する」という使命を果たすべく事業活動を推進するとともに、ステークホルダーの皆さまと従業員の安心安全の基盤となるトラストの醸成とトラストを支えるサイバーセキュリティの強化に取り組んでいきます。
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富士フイルムホールディングス株式会社
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