富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役社長・CEOの後藤禎一は、このたびモンゴル国のオフナー・フレルスフ大統領から「ナイラムダル(友好)勲章」を受章いたしました。ナイラムダル勲章とは、モンゴル国との政治的、経済的、社会的、文化的関係の強化に貢献した外国人に授与される非常に名誉ある勲章です。受章レセプションは8月1日、モンゴル国会議事堂で開催され、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル大統領府長官より、勲章が伝達されました。
モンゴル国では、がんや虚血性心疾患などの生活習慣病が死因の上位を占めています*1。これらの病気は、早期に発見し、治療や保健指導などの対策を行うことにより死亡率や重症化リスクを抑制できますが、モンゴル国ではがん検診などの健診サービスが日本ほど普及しておらず、早期発見が難しい現状があります。
富士フイルムは、モンゴル国の複合企業「Tavan Bogd Group(タバンボグドグループ)」とのパートナーシップのもと、同国で健診センター「NURA(ニューラ)」を展開しています。2023年9月にオープンした同国1拠点目の「NURA」では、富士フイルムが持つCT・マンモグラフィなどの医療機器や医師の診断を支援するAI技術を活用して、がん検診をはじめ生活習慣病検査サービスを提供。すべての検査と医師による健診結果のフィードバックが、約120分という短時間で完了する点や、フィードバックの際に、医師から健診結果に関する説明を診断画像を見ながら分かりやすく受けられる点などが、利用者から好評を得ており、すでに15,000人以上の方にご利用いただいています。2024年8月1日には、同国2拠点目の「NURA」がオープン。より多くの方に「NURA」の健診サービスをご利用いただくため、「NURA」の展開を加速しています。
今回の受章は、富士フイルムの代表取締役社長・CEOとして、モンゴル国で高品質な健診サービスを提供する環境を構築し、同国の医療の質向上のために多大な貢献をしたことが認められたものです。
今後も富士フイルムは、豊富な医療機器のラインアップや医師の診断を支援するAI技術を活用した「NURA」の高品質な健診サービスをより多くの方々に届けることで、世界の医療の発展と人々の健康の維持増進に貢献していきます。
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