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CSR活動報告│健康

【重点課題1】アンメットメディカルニーズへの対応

医療は日々進歩を続けていますが、そうした中でもがんや希少疾患に加え、新たな感染症など、いまだに有効な治療法が確立されていない疾病も数多く存在しています。当社は、そのようなアンメットメディカルニーズに対して、写真フィルムなど、さまざまな製品の開発・製造で培った高度な生産技術、解析技術、エンジニアリング技術などの強みを生かして、バイオ医薬品の生産プロセス開発および製造を受託するバイオCDMO事業や、iPS細胞や培地といった創薬支援材料などを提供するライフサイエンス事業などを展開しています。

活動トピックス
有効な治療薬として期待されるバイオ医薬品の普及に貢献

バイオ医薬品は、難病・希少疾患をはじめとするアンメットメディカルニーズへの高い治療効果が期待されており、2023年から2030年にかけて年平均9%の市場成長*1が予想されています。一方、その製造には高度な生産技術と設備が必要とされ、製薬企業がCDMO*2にプロセス開発や製造を委託するケースが増えています。
当社グループは業界トップレベルの培養・生産技術を有しており、生産プロセス開発や、原薬から製剤・包装までをワンストップで行うバイオ医薬品の製造受託を行っています。

バイオ医薬品の開発・製造受託会社FUJIFILM Diosynth Biotechnologiesのデンマーク拠点の様子

  • *1 ワクチンなどを除く当社注力市場。EvaluatePharma(2025/1/9ダウンロード)を参考に当社推定。
  • *2 Contract Development & Manufacturing Organizationの略。薬剤開発初期の細胞株開発から生産プロセス開発、安定性試験、治験薬の開発・製造、市販薬の製造までの幅広いサービスを製薬企業などに提供する。
細胞培養に必要な培地事業の拡大

細胞培養に必要不可欠な培地

当社のライフサイエンス事業においては、バイオ医薬品の研究開発や製造に取り組む製薬企業などを支援すべく、iPS細胞を中心とした「細胞」、細胞の生育・増殖のための栄養分を含んだ「培地」、性能や品質を検証する「試薬」などを提供しています。また、グループ会社であるFUJIFILM Cellular Dynamics, Inc.ではiPS細胞を活用した細胞治療薬の開発・製造受託も展開しています。