富士フイルムホールディングス

中長期CSR計画

環境

自らの環境負荷を削減すると共に環境課題の解決に貢献する

社会課題

産業革命以降私たちの生活が豊かになることともに、様々な環境課題が発生してきました。気候変動による海水面の上昇や異常気象の発生、陸上資源の枯渇、森林破壊、水の汚染・枯渇、生態系の変化などの問題が、地球規模で深刻化しています。国際社会においてもパリ協定ですべての国が温暖化ガスに排出削減に取り組むことが掲げられるなど、今後も持続可能は発展を遂げるためには、経済活動と環境課題の解決の両立が必須です。

Sustainable Value Plan 2030で目指すもの

  1. 気候変動への対応

  2. 資源循環の促進

  3. 脱炭素社会の実現を目指したエネルギー問題への対応

  4. 製品・化学物質の安全確保

富士フイルムグループでは「持続的な発展」を達成するため、環境面においても先進企業になることを目指し、グリーン・ポリシーのもと、世界の全グループ会社が環境課題に取り組んでいます。生産活動により生じる環境負荷低減はもとより、お客様先での使用や廃棄に至るまでの製品ライフサイクル全体を対象とし、CO2排出削減、水をはじめとした資源の有効利用を進めています。また、社会全体での環境負荷低減に貢献するために、省エネ・省資源効果の高い製品・サービスを提供するとともに、研究開発においても、エネルギー問題などの環境課題を解決すべく新たな技術開発に取り組んでいます。

重点課題

1.気候変動への対応

2030年目標

(1)2030年度までに当社グループによるCO2排出を30%削減(2013年度比)

(2)2030年度までに社会でのCO2排出削減50百万トンに貢献

富士フイルムグループは、パリ協定が目指す脱炭素社会実現に向け、新目標を設定しました。製品のライフサイクル全体(原材料の「調達」、製品の「製造」、「輸送」、「使用」、「廃棄」)でのCO2排出削減とともに、製品・サービスの提供を通じた社会でのCO2排出削減への貢献も進めていきます。また「製造」では、省エネ推進・エネルギー利用効率最大化に加え、再生可能エネルギーの導入・活用も含めたエネルギー源の低炭素化にも注力していきます。

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製品ライフサイクル全体でのCO2排出量の推移

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CO2排出量と貢献量の概念図

* 2030年度には「富士フイルムグループがライフサイクル全体で排出するCO2の累積量」と同等レベルの「社会でのCO2削減への貢献」を目指す

2.資源循環の促進

2030年目標

(1)2030年度までに当社グループによる水投入量を30%削減(2013年度比)

(2)2030年度までに社会での水処理量35百万トン/年に貢献

(3)2030年度までに当社グループによる廃棄物発生量を30%削減(2013年度比)

(4)2030年度までに当社グループによる資源投入原単位を30%改善(2013年度比)

富士フイルムグループは、創業当初より、水使用量削減・リサイクル使用、銀等資源の回収再利用、複合機・複写機の循環システム確立など、資源循環に積極的に取り組んでいます。3R(リデュース、リユース、リサイクル)を考慮した製品設計、製造段階でのロス削減、使用済み商品の回収・リユース・リサイクル、廃棄物の有価物化・リサイクル活用など、ライフサイクルでの総合的な取り組みにより、資源の有効利用、廃棄物削減を進めています。

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水投入量と水処理貢献量

* 2030年度には事業活動での環境負荷(投入量)と同等レベルの社会での貢献を目指す

3.脱炭素社会の実現を目指したエネルギー問題への対応

2030年目標

高機能材料により再生可能エネルギーの創出・普及に貢献

富士フイルムグループは、パリ協定が目指す脱炭素社会の実現に向け、「創エネルギー」「蓄エネルギー」「省エネルギー」の3つの観点から高機能材料によるエネルギー関連技術の開発・提供を進め、社会での実装・普及を促すことにより、再生可能エネルギーの創出、普及に貢献していきます。

4.製品・化学物質の安全確保

2030年目標

化学物質による人・環境への悪影響を最小化

富士フイルムグループは、化学品、高機能材料、機器など幅広い製品を製造しているため、「化学物質の取り扱い管理」及び「製品に含まれる化学物質の管理」の2つの側面から、製品の成り立ちに応じた管理規定を策定し、グループ全体で運用管理を行っています。世界各国・地域の法規制動向も的確に把握し、早期に対応準備を開始する体制も構築し、確実かつ効率的な化学物質管理を推進しています。