富士フイルムホールディングス

CSRマネジメント

ステークホルダーとのコミュニケーション

企業は様々なステークホルダーと関わりながら活動を行っており、それぞれのご意見や期待を受け止めることが重要です。富士フイルムグループでは、適切に情報を開示するとともに、事業活動がステークホルダーの皆様の要請や期待に応えているかを、様々な機会を通じて検証し、活動に反映させています。また、CSR活動推進にもステークホルダーの皆様のご意見を反映させるため、サステナビリティレポートでのレビューを行っています。

活動全体に関するご意見に加え、「環境」「働き方」などの重点課題に関しては、個別に社外の方にレポート原稿とともに活動内容を説明し、評価やアドバイスをいただいています*。自社の振り返りに加えて、社外の方からご意見をいただくことで、活動を見直すよい機会となっています。今後もより良い活動とするため、継続していく予定です。

* OPINION(第三者意見):

[図]富士フイルムグループとステークホルダー

事業全般に携わっていただくステークホルダーのなかで、事業活動により影響を受ける、もしくはその行動が事業活動に影響を与える主要なステークホルダー

省エネ技術や活動を共有するグループ交流会を開催

グループ各社の省エネ技術や活動を共有し、良施策の水平展開を進めることでグループ全体の省エネ効果をさらに高めるために、2018年6月、富士フイルム、富士ゼロックスマニュファクチュリング鈴鹿事業所、富士フイルムエンジニアリングのエネルギー戦略に携わるメンバー約30名が集まり、省エネ交流会を開催しました。富士ゼロックスのグループ会社を交えての、省エネに関する現場レベルでの交流会は今回が初めてとなります。SVP2030ではCO2排出量削減に対して高い目標を掲げていますが、これまでも継続的に省エネ活動に取り組んでおり、従来の延長線上での活動だけではこの目標を達成することは難しいのが実情です。状況を打開し目標を達成するためには、国内外の富士フイルムグループ各社が一体となって活動していくことが必須です。今回の取り組みもその一つとして、これまで交流のなかった部門が各々の省エネに効果的な技術や活動を共有し、お互いのレベルアップを図ることを目的に開催。当日は「現場主体のボトムアップ活動の推進」を目指し、参加した他拠点の技術者が開催地の鈴鹿事業所の生産工程を視察し、新たな視点で省エネ施策の提案をする「ウォークスルー(巡視)」や、参加メンバーがお互いに省エネ活動の成功事例や悩み事を出しあい自職場に展開する「省エネワークショップ」などを通じ、活発な交流が行われました。交流会は、技術や活動の共有とともに、現場の省エネ意識向上につながったとの声も多く、今後も省エネ交流会をグループ全体に広め、グループ一体での省エネ活動によりエネルギー利用効率の向上とCO2排出量削減を進めていきます。

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省エネワークショップの様子

ステークホルダーへの環境活動情報の発信

富士フイルムグループは地域社会の一員として、自社の環境保全活動について情報公開を行うとともに、地域住民の方々から意見をいただく場を設けています。富士フイルム富士宮事業場では、富士宮市大中里地区の住民を対象に「環境対話集会」を毎年開催しており、2018年度は中学生20人を含む約50名が参加し、活動報告や意見交換、施設見学を行いました。その他、神奈川事業場や吉田南事業場、神奈川県開成地区でも環境報告会を毎年開催しており、中でも開成地区では、富士フイルム、富士ゼロックス、富士フイルムテクノプロダクツ、富士ゼロックスマニュファクチュアリングの4社合同で意見交換も含めた報告会を行っています。
 また、神奈川事業場は、長年取り組んできた環境活動が高く評価され、全国11会場で開催された「公害防止管理者リフレッシュ研修会」(主催:一般社団法人産業管理協会、後援:環境省)において地域の水を守る取り組みについて講演を行いました。今後も事業場の環境活動をさらに強化するとともに、社外への情報公開・発信を積極的に行っていきます。

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富士宮事業場の「環境対話集会」

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開成地区の意見交換及び環境報告会の様子

マシンビジョンレンズ選定をサポートする評価施設

主に工場の様々な自動検査に使われているマシンビジョンシステム(産業用画像処理システム)では、「機械の目」となるレンズが非常に重要です。通常のレンズと比べ、画面の隅々まで均一な高画質を維持する光学設計と、振動の多い工場内で長年使用されても性能が劣化しないメカ設計が求められます。
富士フイルムはマシンビジョン用レンズは累計130万本以上生産しており、それらは世界各地の生産・品質検査の現場で使われていますが、未使用のお客様に性能を実感いただく場がなかなかないのが現状です。「どのレンズがよいのか、検査対象を見ながらアドバイスが欲しい」「レンズを変えることでどれだけ性能が上がるのか試してみたい」等の要望に応えるため、2018年12月、レンズ性能を無料で体感していただけるマシンビジョンの評価設備「T-Lab」を開設しました。お客様が最適な検査ができる設備を備え、アドバイザーによるレンズ選定も行っており、既に国内外の多くのお客様にご利用いただいています。今後も「T-Lab」を積極的に活用いただくことで、お客様の最適な検査環境構築をサポートしていきます。

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マシンビジョン以外の放送用レンズ、監視カメラ、各種撮影機材も備え、様々な検査・性能確認ができる