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世界をひとつずつ変え、すべてのステークホルダーの笑顔を生み出す企業を目指します。

富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役社長・CEO
後藤禎一

Healthy and happy

では、後藤社長は富士フイルムの4つの事業セグメント全体で、どのようにして笑顔を生み出そうとしているのでしょうか。ヘルスケア領域では、その答えの一部は、病気の早期発見にあります。2021年初頭に開設された「NURA」は、富士フイルム独自のAI搭載画像診断機器を使用し、新興国を拠点とする検診センターです。医師ががんや心筋梗塞の初期症状を早期に発見できるようにサポートします。「現在、パートナーとなる企業と協働でインド、モンゴル、ベトナムの7拠点で展開しており、2030年までに新興国を中心に100か所まで拡大する計画です」と後藤社長は語ります。

毎年130万人の死亡原因と推定される結核は、エイズやマラリアと並んで世界で最も致命的な感染症のひとつです。だからこそ、富士フイルムが取り組んでいる結核の終息も、大きな社会問題のひとつなのです。富士フイルムは、どのようにしてこの問題に取り組んでいるのでしょうか。同社の小型軽量で持ち運び可能なX線装置は、AIによるリアルタイム画像解析機能を備えており、僻地での結核検診を実施することのできる理想的なものです。「民間企業や公的機関と協力し、この装置を開発途上国に配備することで、結核検診の拡大を図っています」と後藤社長は説明します。

検診センターNURAの展開図

来たる100周年、さらにその先の未来も持続的に成長するための地盤を盤石にする

富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役社長・CEO
後藤禎一

成長への旅路

日本の企業である富士フイルムは、過去20年間で劇的な進化と拡大を遂げてきました。代表取締役社長・CEOの後藤禎一氏は、同社のさまざまな事業セグメントに共通するグループパーパスと、2030年に向けた成長戦略について説明しています。