富士フイルムホールディングス

CSR活動報告│環境

環境ラベルの活用

(富士フイルムの活動)

環境ラベルとは

環境ラベルとは、製品の環境側面について、製品や包装ラベル、技術報告、広告を通じて消費者に正確に伝達するものです。ISO(国際標準化機構)では環境ラベルを3つのタイプに分けて規格を制定しています。

富士フイルム

すべての製品について、より高い「環境品質」の実現を目指すとともに、消費者の皆さまに的確な情報をお知らせするため、「環境ラベル」の活用とその公開を積極的に進めています。ここでは、当社が取得している「エコマーク」、「エコリーフ環境ラベル」、「カーボンフットプリント」や、「TypeII 自己宣言ラベル」の考え方についてご紹介します。

TypeI ~第三者認証(ISO14024)~

第三者認証機関が製品分類と判定基準を制定し、運営するものです。日本ではエコマークがこれにあたり、事業者の申請に応じて審査し、マーク使用を許可します。認証製品にはそのマークを貼付でき、環境保全を考える消費者による商品選択を促進できます。

[図]エコマーク

エコマークはライフサイクル全体を考慮した環境保全型商品を対象として、(財)日本環境協会が認定した商品に表示するマークです。幅広い商品を対象に、商品類型ごとに認定基準を設定しています。ISO規格にのっとった日本唯一のタイプI環境ラベル制度です。エコマークの詳細については(財)日本環境協会のウェブサイトをご覧ください。

(財)日本環境協会 エコマーク事務局

取得製品

医療用画像関連製品
リターナブル容器 認定番号第07121008号

  • 自動現像機用処理液セット(リサイクル型カートリッジ方式ビン)

TypeII ~自己宣言(ISO14021)~

製品やサービス、仕組みにおける環境品質を、事業者の自己宣言により市場にアピールするもので、第三者による判断は入りません。具体的には製品へのラベル貼付・取扱説明書・宣伝物、CSRレポートなどで紹介します。

[図]アルミリサイクルシステムマーク

PLATE to PLATE環境ラベル

使用済み平版印刷用CTP版/PS版を、もう一度同じCTP版/PS版に戻す「PLATE to PLATE」アルミリサイクルシステムマークです。
「PLATE to PLATE」アルミリサイクルシステムに参画し、回収・リサイクルを推進することにより、資源の有効活用・地球環境の保全へ貢献していることを意味します。マークの使用は、このリサイクルシステムに参画・協力している会社・事業所が使用できます。
アルミニウムのクローズドループリサイクル(品質を落とさないリサイクル)を推進することで、省資源・省エネルギー・CO2削減など、循環型社会の形成と環境負荷削減に貢献することを目的としています。

印刷会社や新聞社などで使用された当社のオフセット印刷用刷版材料「CTP版/PS版」を回収、主原材料であるアルミニウムを再利用し、同じ品質のCTP版/PS版を製造する「クローズドループリサイクルシステム(*1)」です。印刷会社や新聞社、アルミニウム回収会社、合金メーカー、圧延メーカーなどと協力して、本リサイクルを促進し環境負荷の大幅な低減を図っていきます。

*1 品質の低下を伴わずに、同じ製品に再生するリサイクル。資源廃却を最小限にすることができます。

PLATE to PLATEの仕組み

当社グループ会社で、本リサイクルの推進窓口となるFFGSグラフィックサプライ株式会社が、印刷会社や新聞社などと取り引きしているアルミニウム回収会社(*2)を通じて、当社製の使用済み「CTP版/PS版」を入手します。そして、協力先の合金メーカーが、使用済み「CTP版/PS版」を再生地金として生産し、さらに圧延メーカーがその再生地金を使って、純度の高い「CTP版/PS版」生産用アルミニウムコイルへと加工します。富士フイルムは吉田南工場で、このアルミニウムコイルを原材料に使って、高品質な「CTP版/PS版」を製造します。

*2 当社製「CTP版/PS版」と、異種金属および微量金属成分が異なる他社製「CTP版/PS版」を区別していただく必要があります。

環境影響

オフセット印刷用刷版材料「CTP版/PS版」には、耐刷性や保水性、耐汚れ性など良好な印刷特性を確保するために、純度の高いアルミニウムを使用しています。そのため、従来はアルミニウムの新地金を使用してきました。しかしながら、アルミニウムの新地金を製造するには、新たなボーキサイト(アルミニウムの原料)が必要になり、また、ボーキサイトから新地金を製造する工程で大量のエネルギーを要し、大きな環境負荷がかかります。
本リサイクルしたアルミニウムを生産工程へ投入することで、アルミニウムの製造から「CTP版/PS版」生産までに発生するCO2量を、アルミニウム新地金を使用した場合と比較して最大63%削減(*3)できると考えています。

*3 「CTP版/PS版」の原材料に、アルミニウム新地金を使用した場合と、使用済み「CTP版/PS版」を全て再利用して生産した再生地金を使用した場合との比較。アルミニウムの原料となるボーキサイトの精錬から「CTP版/PS版」製造までに発生するCO2発生量の削減効果を示しています。

実施要領

(1)対象
富士フイルム製CTP版/PS版 (使用済みなど製品として使えなくなったもの)
現在のところ、当社製「CTP版/PS版」に、異種金属および微量金属成分が異なる他社製「CTP版/PS版」が混じると、同じ品質の当社製「CTP版/PS版」に戻すことができないため、分別していただく必要があります。ご協力をお願いします。
(2)「PLATE to PLATEマーク」の運用について
「PLATE to PLATE(以下P to Pと言う)マーク」の運用について
(ラベル使用既定より抜粋)

  1. 「P to Pマーク」の使用資格
    「P to Pリサイクルシステム」に参加していること。 参加とは、「マーク使用申請書」を事務局に提出し、届出された印刷ラインで使用したCTP版/PS版がP to Pリサイクルシステムにて運用されていることを確認できている状態を指す。

  2. 「P to Pマーク」の使用基準

    1. トレーサビリティ
      「P to Pリサイクルシステム管理票」により、使用済みCTP版/PS版の買い取り先、販売先等サプライチェーンでのトレーサビリティーができ、当該使用済みCTP版/PS版が製造者(富士フイルム)に戻っていることが確認できていること。
    2. 分別管理
      対象工程での異物混入の可能性がないことの確認ができていること。(異物とは、他社製CTP版/PS版・その他アルミ製品等、富士フイルム製CTP版/PS版以外の物)
    3. 「P to Pマーク」の使用申請手続きおよび登録番号
      事務局は、「P to Pリサイクルシステム」に参加している事業者に対し、マークの使用を許諾し、マーク登録番号を発行する。
PLATE to PLATE 環境ラベル事務局

FFGSグラフィックサプライ株式会社
東京都北区王子2-22-3
TEL:03-5902-5801
E-mail rgg-123-ffgsg-ptop@fujifilm.com

TypeIII ~環境情報表示(ISO14025)~

製品の環境負荷を、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法により、定量的データとして表示するものです。インターネット等で公開することで、消費者のグリーン購入・調達に活用していただくとともに、企業自らが定量的データを把握し、環境負荷低減のさらなる動機づけを目指すものです。

[図]エコリーフ環境ラベル

エコリーフ環境ラベルとは、ライフサイクルアセスメント(LCA)の手法を用いて、温暖化・酸性化、オゾン層の破壊、水質汚濁などの自然環境への負荷やエネルギー、鉱物などの資源の消費を、製品が生まれる時から最終廃棄・リサイクルにいたるまでの全ライフサイクルについて定量的に表示するもので、社団法人産業環境管理協会によって運営される認定制度です。ISOではISO14025「タイプIII環境ラベル」に属します。エコリーフ環境ラベルの詳細については(社)産業環境管理協会のウェブサイトをご覧ください。

取得製品

オフセット印刷用刷版材料

CTP版サーマルタイプシリーズ

カーボンフットプリント(ISO/TS 14067)

「カーボンフットプリント」とは、直訳すると<炭素の足跡>で、商品・サービスの、(1)原材料調達から、(2)生産(3)流通・販売(4)使用(5)廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスをCO2量に換算し、わかりやすく表示し、「見える化」したものです。

[図]カーボンフットプリント

「カーボンフットプリント」の詳細については(社)産業環境管理協会の「カーボンフットプリントコミュニケーションプログラム(CFPプログラム)」ウェブサイトをご覧ください。

カーボンフットプリント

取得製品

オフセット印刷用刷版材料

Digital Thermal Plate