CSR活動を推進するしくみと、事業活動におけるCSR活動のコスト・効果を紹介します。
企業を取り巻く環境がめまぐるしく変化する激動の時代において、CSRは、持続可能な発展を達成していくために最も重要な考え方であり、経営に携わるものはもとより、従業員一人ひとりが大切にすべきものであるとの思いから、「CSRの考え方」を2006年に明確化しました。その後、各種活動方針(グリーン・ポリシー、社会貢献方針、生物多様性方針、調達方針、品質方針、労働安全衛生方針、安全保障輸出管理方針、AI基本方針、情報セキュリティ基本方針)を策定、2018年には人権尊重の姿勢をより明確化した人権声明を制定し、すべての従業員がCSR活動に取り組んでいます。
富士フイルムホールディングス社長を委員長とするESG委員会を設置し、グループのCSR活動に関する重要事項についての意思決定を行っています。ESG委員会事務局である富士フイルムホールディングスのESG推進部門は、富士フイルムグループのCSR経営を徹底させる役割を担当。グループ全体の重点課題の提案、社外への情報開示、ステークホルダーとのコミュニケーションのほか、グループ各社のCSR活動の支援、進捗管理、内部通報窓口の運営を行っています。
グループ各社のESG推進部門は、グループ全体のCSR計画に基づいた具体的なCSR計画を策定し、それぞれの課題を遂行、年間でその結果の振り返りを行うとともに、富士フイルムホールディングスESG委員会への活動報告などを行い、グループ全体で活動を進めています。