CSR活動報告

ガバナンス

オープン、フェア、クリアな企業風土の更なる浸透により、ガバナンス体制を改善・堅持する

ガバナンス体制の改善と堅持 [重点課題]
2030年目標 2022年度の主な活動 自己評価
オープン、フェア、クリアな企業風土のさらなる浸透により、不祥事・重大法令違反ゼロを目指す
  • 企業行動憲章・行動規範についてや、各国の法令などに対応した腐敗防止教育などの各種教育をグローバルで実施
  • 情報セキュリティの職責を担う担当役員・部門長が参加するサイバーインシデント初動対応演習を実施
  • 従来のコンプライアンス意識調査を包含して実施していた「富士フイルムグループ共通 従業員エンゲージメントサーベイ」を、全役員・従業員を対象にグローバルで実施
今後の活動&目標

サステナビリティ、社会における価値向上のための施策、DX戦略、人材戦略など、中長期的課題について取締役会審議のさらなる充実と経営の意思決定の透明性向上

ガバナンスの強化
監査組織の統合とITを活用した高度な監査手法の導入で監査力が向上

富士フイルムホールディングスは、2017年9月にグループ各社の監査組織を統合したグローバル監査部を設置し、連結子会社を直接監査する体制を構築しました。これにより、各社の情報の一元化、迅速な報告・対処、分散していた監査人材の有効利活用などが実現、3年間でグループ全300社の監査を一巡することが可能になりました。

監査実施にあたっては、ITを活用した新しい監査手法を導入しています。その一つの「メールフォレンジックシステム」は、一般的には、非常時に外部機関に業務委託することが多く、通常の内部監査にはあまり使われていないものです。しかし当社では、自社のAIなど社内の仕組みを活用して独自のシステムを開発、より詳細な社内情報と組み合わせて解析することで精度を向上させています。このシステムの活用により、不正の兆候や問題点の発見に加え、組織風土の把握も可能となっています。日本での導入に続き、海外にも順次システムの適用を進めています。

コンプライアンスとリスクマネジメント
企業行動憲章・行動規範

富士フイルムグループは社会情勢、事業内容の変化に伴い、企業行動憲章・行動規範を見直しています。改定はグローバルな視点で行い、各国の従業員がこれらを正確に理解できるよう、全24言語で周知しています。また、2021年7月には、企業行動憲章・行動規範についての、トップマネジメントによるメッセージを刷新しています。なお企業行動規範に違反した従業員については、違反内容に応じて、処分が検討され、実施されます。

ヘルスケア事業については、社会および各国の規制当局から、より高い倫理性、透明性、公正な事業活動が求められていることを認識しています。これを踏まえ、2020年7月、適切な事業活動を推進するために順守すべき事項を定めた「富士フイルムグループ グローバルヘルスケア行動規範」を制定しました。

取り組みの詳細はサステナビリティレポートをご覧ください。

コンプライアンス&リスクマネジメント
活動内容 サステナビリティレポート その他の関連資料リンク
リスクマネジメントのための取り組み 関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB] コンプライアンス&リスクマネジメント
コンプライアンス推進のための取り組み
  • コンプライアンス教育
  • 意識調査
  • 内部通報制度・相談窓口
関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB] コンプライアンス&リスクマネジメント
腐敗(贈収賄)防止 関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB]  
反競争的行為等の防止 関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB]  
薬機法対応
(薬機法:医薬品、医療機器などの品質、有効性および安全性の確保などに関する法律)
関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB]  
輸出入管理 関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB] 安全保障輸出管理方針
情報セキュリティ・個人情報保護 関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB] 情報セキュリティ基本方針
情報セキュリティ報告書
富士フイルムグループ 行動規範:人権の尊重(プライバシーの保護)
富士フイルムグループ 行動規範:会社資産・情報の保全、保護(個人情報の保護)
富士フイルムグループ調達方針:調達におけるお取引先へのお願い
大規模自然災害対応 関連資料・データ:コンプライアンス&リスクマネジメント [PDF: 2.21MB]