富士フイルムホールディングス

CSR活動報告│その他の取り組み

社会貢献活動

基本的な考え方

富士フイルムグループは、事業活動を通じて社会に貢献するとともに、企業市民として地域社会とも積極的に交流を行い、社会の持続的発展に貢献する活動を行っています。事業の特性を生かし、文化財・美術品のアーカイブ化、伝統文書の複製と活用、新興国や災害現場への医療機器提供、写真を通じた支援など、富士フイルムグループならではの特徴的な活動を実施するほか、被災地の復旧・復興支援活動、教育支援活動など、地域との共生を図る様々な活動も行っています。こうした活動を持続的に行うことは、富士フイルムグループの事業活動、そしてSVP2030の目標を達成する上での重要な基盤になっています。

継続的に実施している主な社会貢献活動
継続的に実施している主な社会貢献活動

ドイツ

ヨーロッパのグループ会社から70人のランナーが参加。またFUJIFILM Europe GmbH はイベントのシルバースポンサーとして支援

イギリス

FUJIFILM UK Ltd.はWaterAidと協力し、生活における水と衛生の影響を伝えるマダガスカルの写真展を開催

スペイン

FUJIFILM Europe GmbHのスペイン支店は、カタルーニャ少数民族病連盟と協力してカタルーニャ地方の人々の肖像写真展と募金活動を実施。少数民族における希少疾患の犠牲者をサポート

中国

富士フイルム(中国)投資有限公司(FFCN)は、第22回目となる植林ボランティア活動を実施。今回は中国政府公認の福祉プロジェクト「Green China」の後援を受け、48名のメンバーにより300本を新たに植樹

アメリカ、カナダ

北米グループ各社で毎年実施する従業員募金キャンペーンで、会社の寄付と合わせて乳がん慈善団体に24,670ドル、退役軍人サービスには13,644ドル(いずれもUSドル)を集め、当社現地従業員募金として過去最高の金額を達成
 

タイ

FUJIFILM (Thailand) Ltd.は、10~16歳の子供たちを対象に、子供たちの想像力、IQ、EQ(心の知能指数)を高めることを目的にワークショップ・写真旅行を開催

インド

FUJIFILM India Private Limitedは、子供たちの性的虐待を撲滅するために、女性と子供の福祉に取り組むNGOと協力してこの問題への啓発キャンペーンを実施

フィリピン、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア

富士フイルムビジネスイノベーションはグループ各社、NGOや企業の皆様との連携により、2014年度からアジア・パシフィック地域の新興国における教材提供活動を実施(これまでの支援児童数は約9.5万人、活動に参加した従業員は延べ600人以上)

インドネシア

PT.FUJIFILM INDONESIAは、ジャカルタ地域で起きた洪水の被災者支援を行っており、その一環として孤児院を訪問。子供たちを元気にするためにクッキーをプレゼント

日本

「令和元年台風第15号」及び「第19号」について、富士フイルムと富士ゼロックス(現 富士フイルムビジネスイノベーション)から義援金合計1,500万円と、避難所などにおける感染症予防のため環境清拭材「Hydro Ag+アルコールスプレー」計4千本を寄付。また従業員による募金サイトでも約150万円を集めました。

被災地の物産品の試食会

富士フイルムホールディングスは、全国の従業員を対象に、労使共催(富士フイルム生活協同組合後援)で東北・熊本の物産品を紹介・販売する「通信販売&一部商品の試食会」を毎年実施しています。2019年度も各事業場で開催した試食会はいずれも大盛況でした。

富士フイルムが創業以来一貫して大切に守って来た、きれいな水と空気や緑に代表される「自然保護」を対象に10億円の資金を拠出し、1983年に「公益信託富士フイルム・グリーンファンド(FGF)」を設立しました。自然保護をテーマとした民間企業による公益信託としては、日本で最初のもので、現在も多くの活動や研究に対して助成を行っています。

富士フイルムビジネスイノベーションでは、自社の社会貢献活動が社会にどのようにインパクトを与えているのかを「見える化」する活動に取り組んでいます。

背景

富士フイルムビジネスイノベーションは、2012年度に「コミュニケーションを本業とする富士フイルムビジネスイノベーションらしい顔の見える社会貢献」の取り組みを強化することを決定。「将来世代の人材育成」「希少な文化や情報の伝承」の二つを全社の重点テーマに定め、社会貢献活動を積極的に推進しています。このような活動を通じて、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の目標「4:質の高い教育をみんなに」「11:住み続けられるまちづくりを」「17:パートナーシップで目標を達成しよう」の達成へ貢献していくことを目指しています。

目的

2016年度からは当社の社会貢献活動の社会的な意義や成果を客観的に把握して活動の改善につなげるために、「社会的インパクト評価」*1の取り組みを進めています。当社は、当該活動が社会や環境にどのような変化や効果を与えているのかを定量的/定性的に評価する手法を確立し、社会的インパクトを「見える化」することにより、評価結果をPDCAに活用し、さらにはステークホルダーに共有することで継続的に地域社会の課題解決や発展に貢献していきます。

活動内容

「新興国における教材提供プロジェクト」や「伝統文書の複製と活用」など当社の代表的な社会貢献活動の社会的インパクトを評価するために、ロジックモデルを策定し簡易評価を実施しました。

  • 「社会的インパクト評価ツールセット」*2 を用いたロジックモデルの作成

  • プログラム評価の考えに基づいたロジックモデルの作成と明治大学による監修
    自社評価に対する信頼性を補完するため、2017年度に明治大学プログラム評価研究所による監修を受けました。

  • 最新動向の把握と日本における社会的インパクト評価の普及啓発への貢献
    2017年度から「社会的インパクト評価イニシアチブ」*3 事例蓄積・活用ワーキンググループのコアメンバーとして参画しています。

富士フイルムビジネスイノベーション「新興国における教材提供プロジェクト」のロジックモデルと評価指標案
マルチセクターとの協働により2023年までに10万人の児童への教材配布を目指し、新興国の児童の教育格差是正に貢献する

新興国における教材提供プロジェクト

富士フイルムビジネスイノベーション「伝統文書の複製と活用」のロジックモデルと評価指標案
時を超えたコミュニケーションとして、伝統文書の複製と活用により地域の歴史・文化を将来世代へ伝承する

伝統文書の複製と活用

今後に向けて

今後もステークホルダーとの対話を大切にして、社会的インパクト評価結果に基づいて当社の社会貢献活動の改善に取り組み、地域社会の課題解決や発展にいっそう貢献することを目指します。また、富士フイルムグループとして本評価の活用を検討していきます。

  • *1:短期・長期の変化を含め、事業や活動の結果として生じた社会的・環境的な変化、便益、学びその他効果を定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えること。(Global Social Impact Investment Steering Group(GSG、旧G8社会的インパクト投資タスクフォース)の定義から)
  • *2:GSG作成の社会的事業評価のための解説書。
  • *3:2016年に発足した日本における社会的インパクト評価を推進する民間主導のプラットフォーム。

各事業会社の活動

写真救済プロジェクト(富士フイルム)

正倉院聖語蔵経巻アーカイブ(富士フイルム)

富士フイルム九州の取り組み(富士フイルム)

写真技術を生かした社会貢献(富士フイルム)

「みどりの小道」環境日記(富士フイルム)

聞き書き甲子園(富士フイルム)

植林ボランティア(富士フイルム)

従業員の社会参加を支える仕組み(富士フイルムビジネスイノベーション)

主な社会貢献プログラム(富士フイルムビジネスイノベーション)

2019年度の活動実績と各国・地域の取り組み(富士フイルムビジネスイノベーション)

災害リスクに強い社会づくり(富士フイルムビジネスイノベーション)