富士フイルムグループのCSRの考え方
富士フイルムグループの考えるCSRとは、誠実かつ公正な事業活動を通じて、社会の持続可能な発展に貢献することです。
わたしたちは、経済的・法的責任を果たすことはもとより、
- グローバルおよび地域のさまざまな環境・社会課題を認識し、事業活動をとおしてその解決に向けた価値を提供していきます。
- 私たちの事業プロセスが環境・社会に与える影響を常に評価し、その継続的な改善を進めるとともに、社会にポジティブな影響を広めていきます。
- ステークホルダーとのコミュニケーションをとおして、社会の要請や期待に適切にこたえているか、私たちの活動を常に見直していきます。
- 積極的に情報開示を進め、企業の透明性を高めます。
富士フイルムグループのCSRの考え方と各種方針
すべての従業員が意識し実践できるように、富士フイルムグループのCSRの考え方を2006年に制定、そして社会の変化に合わせて2014年に改定しました。またその下に、各種方針を策定し、活動を推進しています。
規程・方針類の名称 | 制定時期または改定時期 |
---|---|
グループパーパス | 2024年1月制定 |
企業行動憲章・行動規範 | 2019年4月改定
|
グローバルヘルスケア行動規範 | 2024年1月改定 |
CSRの考え方 | 2014年5月改定 |
人権声明 | 2019年4月改定 |
DE&Iビジョン | 2024年3月制定 |
グリーン・ポリシー(環境方針) | 2019年4月改定 |
社会貢献方針 | 2019年4月改定 |
生物多様性方針 | 2019年4月改定 |
調達方針 | 2020年4月改定 |
品質方針 | 2019年4月改定 |
労働安全衛生・健康推進方針 | 2019年4月改定 |
健康経営宣言 | 2019年9月制定 |
安全保障輸出管理方針 | 2015年5月制定 |
AI基本方針 | 2020年12月制定 |
情報セキュリティ基本方針 | 2021年4月改定 |
DXビジョン | 2021年7月制定 |
税務方針 | 2018年6月制定 |
パートナーシップ構築宣言 | 2024年8月改定 |
マルチステークホルダー方針 [PDF: 192KB] | 2024年9月改定 |
持続可能な社会への取り組み
富士フイルムグループは、全従業員が日々の業務の中でCSRを意識し実践できるように、CSRの考え方を明確にしています。富士フイルムグループの創業の原点といえる写真フィルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、撮影前に試すことができない「信頼を買っていただく商品」です。そのため、事業活動の根底に、環境保全、ステークホルダーからの信頼が大前提という考え方があり、これが富士フイルムグループのCSRの原点であり、DNAとなっています。
創立90周年を迎えた2024年1月には、グループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を制定しました。富士フイルムグループは、このグループパーパスを旗印に、革新的技術・製品・サービスの提供などの事業活動を通じた社会課題の解決により一層取り組み、サステナブル社会の実現にさらに貢献する企業を目指しています。
当社が現在推進しているのはCSR計画「Sustainable Value Plan 2030(SVP2030)」と中期経営計画「VISION2030」です。SVP2030は、当社が持続的に発展していくための経営の根幹をなす計画として位置付けているものであり、2030年度をゴールとしています。一方、VISION2030はSVP2030の目標達成に向けたアクションプランです。
当社は今後も、グループの従業員一人一人がアスピレーション(志)を持ってこれらの計画を推進することで、持続可能な社会の実現にさらに貢献していきます。
SVP2030とVISION2030
地球上の笑顔の回数を増やしていく。
わたしたちは、多様な「人・知恵・技術」の融合と独創的な発想のもと、
さまざまなステークホルダーとともにイノベーションを生み出し、世界をひとつずつ変えていきます。
中期経営計画「VISION2030」の考え方
当社は2030年のあるべき姿を、「収益性と資本効率を重視した経営によりグループの企業価値を高め、世界TOP Tierの事業の集合体として世界を⼀つずつ変え、さまざまなステークホルダーの価値を生み出す企業」と定めました。この実現のために4つの重点項目に取り組んでいきます。